歯列矯正は大人になってもOK!大人の矯正のメリット・デメリットとは?
2023-09-30 22:25
日置矯正歯科
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大人矯正

歯列矯正を始めるのは大人になってからでも遅くありません。

大人になってから歯列矯正して効果はある?
大人になってから歯列矯正を開始してもきちんと綺麗な歯並びに整えることは可能です。
むしろ、大人のほうが骨格の成長が止まっているので治療計画を立てやすかったり、歯並びを治したいという明確なモチベーションを持っているので治療中も歯を大事に出来るといったメリットがあります。

大人の矯正は時間がかかる?
成長期の子どものほうが歯の移動が早いのは間違いありませんが、大人だからといって矯正できないということはありません。むしろ顎骨の成長が止まっているので治療計画を立てやすく、個人差はありますが治療がスムーズに進みやすいです。
それよりも自身のお口の中の状態や歯並びの状態が治療期間を左右するので、治療期間は人それぞれになってきます。

大人になっても出っ歯や受け口、ガタガタは治る?
大人になっても問題なく歯を動かすことが出来るので歯列矯正は可能です。大人の出っ歯や受け口、ガタガタも、矯正治療によって改善が見込めます。

大人になって歯列矯正を始める人はどれくらい?
2017年(平成29年)10月の調査では矯正している方の約4割が20代以上です。今や矯正治療は子どもだけが行うものではなく、大人も行うものであるという認識になりつつあります。
最近では透明なマウスピースを使用した矯正方法もあります。透明で目立ちにくいので、接客業や営業職など人前に出る事が多い職業の方でも始めやすくなっています。

大人の歯列矯正のメリット・デメリット
では実際に歯列矯正を行った場合にはどのような効果が期待できるのでしょうか。メリットとデメリットの両方をご紹介いたします。

メリット1:口元が綺麗になり、印象が良くなる
歯並びを綺麗にすることでコンプレックスが解消されて自信に繋がる方も多いようです。
また、歪んでいた口元がすっきりしてフェイスラインが整うことで第一印象もよくなります。プライベートだけではなく、人との交流が多いビジネスの場で役立つこともあるでしょう。

メリット2:虫歯や歯周病の予防に繋がる
歯並びが整うと磨きにくいところが無くなり、歯磨きがしやすくなります。歯垢(プラーク)が簡単に除去できるようになるので虫歯や歯周病の予防が期待でき、お口のトラブルを軽減できます。
毎日しっかりブラッシングをしているのに虫歯や歯周病にかかりやすいなと思っている方に歯列矯正はおすすめです。

メリット3:発音・発声がしやすくなる
歯並びの状態によっては舌を動かすのに支障が出てしまい、サ行やタ行などが発音しにくい事があります。また、唇が閉じにくかったり、歯と歯の隙間から空気が漏れやすかったりすると発音がうまくない場合もあります。
歯並びを整えることでこれらのトラブルがなくなり、スムーズな発音、発声が期待できます。

メリット4:胃腸の負担が軽減しやすい
歯並びが悪いとうまく噛めないため、どんどん食べ物を詰め込んだり、飲み込むような食べ方になりがちです。唾液が分泌されにくく、消化不良になりやすいです。
歯並びが綺麗になるとしっかりと噛めるようになるため、胃腸の負担が減って全身の健康に繋がります。

メリット5:顎関節症、頭痛、肩こり、姿勢の歪みなどが改善するケースもある
噛み合わせが悪いと頭部の位置が不安定になり、お口周りの筋肉や関節だけでなく、骨や神経にも負担がかかります。 
歯列矯正を行うことで、上下左右の噛む筋肉のバランスが整います。お口周りの筋肉や関節負担が減る結果、骨や神経の負担もなくなり、慢性的な顎関節症、頭痛、肩こり、姿勢の歪みなどの症状の改善が期待できます。

デメリット1:治療中は痛みや違和感が生じやすい
歯列矯正は歯に力を与えて歯を動かしていくので、最初の頃には痛みが出ることが多いです。だんだん慣れて痛みがなくなってきても、矯正装置の種類によっては矯正期間中は装着し続けなければいけないので食事のときに違和感を感じたり、談笑中に舌や唇に器具があたって不快な方もいます。

デメリット2:費用が安くはない
歯列矯正は自由診療になる事が大半です。保険外の扱いになるので自己負担する治療費が高くなります。
ただ、歯並びを整えることは全身の健康増進に繋がるため、将来的に病気になるリスクが減って病院にかかる費用も減ります。
長い目で見れば矯正治療は高額だとは決して言い切れません、矯正治療が高いのか、安いのか感じるのかは人それぞれです。

デメリット3:矯正中は虫歯や歯周病になるリスクが高い
矯正中は虫歯や歯周病になるリスクが高いです。特にワイヤー矯正の場合は矯正器具に汚れが付きやすく虫歯や歯周病になるリスクが高く、念入りに歯磨きをする必要があります。
もしケアを怠ってしまうと虫歯や歯周病を引き起こす可能性あるので、気を付けましょう。マウスピース矯正であれば、マウスピースを外して歯磨きが出来るのでワイヤー矯正よりしっかり歯磨きが出来ます。

デメリット4:ワイヤー矯正中は器具が目立つ(目立ちにくい器具もあります)
ワイヤー矯正では歯に金具を貼り付けてそこにワイヤーを通しますので目立ってしまいます。
ただ、最近では目立ちにくい金具・ワイヤーを使用したものや、歯の裏側に器具を装着するもの、そもそも金具を使わない透明なマウスピースを使った矯正などもあります。

大人が歯列矯正を始める上で気になる知識をまとめてご紹介
ここまで大人の歯列矯正についてご紹介しましたが、「結局総額でいくらかかるんだろう?」「矯正ってやっぱり痛そう……」「どれぐらい時間がかかるの?」など、気になるところがまだまだあるのではないでしょうか。

価格はどれくらい?
歯列矯正を考える上で、最初に気になるのは「いくらかかるのか」ということではないでしょうか。
結論から言うと、歯列矯正治療費の相場は総額10万〜170万程度です。価格にかなり幅がある理由は治したい歯並びの状態は個人差が大きいということが挙げられます。ちょっとした隙間を埋めたい人から、ガタガタの歯並びを整えたい人など矯正したい歯並びによって使う装置の種類や期間は異なるのでそれによって価格の変動があります。
症状にもよりますが、「マウスピース<ワイヤー矯正(銀色)<ワイヤー矯正(白色)<ワイヤー矯正(裏側)」の順に価格が高くなる傾向があるようです。また、自由診療になる事が大半なので自己負担する治療費が高くなります。

期間はどれくらい?
矯正期間は「1年〜3年程度」が目安になります。もちろん矯正期間には個人差があり、軽度であれば数ヵ月で終わることもありますし、重度の症状では2年以上かかる場合もあります。
矯正終了後は歯並びが元に戻りやすいためリテーナーと呼ばれる保定装置を付けて後戻りを予防する必要があります。保定期間は「矯正期間+6か月程度」が目安となります。これはどの矯正装置でも共通の期間です。
歯を動かす治療に「1〜3年」、その後保定期間として「1〜3年+6か月」がかかると考えてもらっていいです。
補足しておくと、保定期間は長ければ長いほど後戻りの心配はなくなります。「1〜3年+6か月」が目安ですが、それ以上の期間も保定しておいたほうがより歯並びは安定します。

痛みはどれくらい?
矯正治療中に感じる痛みには個人差があり、一概にどれぐらい痛いのかはっきりと断言はできません。ほとんど痛みを感じない人もいれば、ご飯が食べられないほど痛む人もいます。
どのような矯正をするかにもよりますが、矯正装置装後は徐々に慣れていき、1週間程度で痛みを感じなくなることが多いようです。
痛みが酷いようであれば決して我慢せず、痛み止めを処方してもらったり、調整してもらうなど相談して対処してもらいましょう。
一般的に、マウスピース矯正はワイヤーを用いた矯正に比べて痛みや違和感、不快感などが少ないと言われています。

大人の歯列矯正で注意する点
大人の矯正治療を考える上で、注意しておかなければならないことがあります。何歳になっても歯列矯正は可能ですが、子どものお口の中とは異なる点があるためです。

歯周病にかかっているかどうか確認する必要がある
大人の、特に30代後半から40代以降で歯周病を発症する人が一気に増加することがわかっています。歯の土台となる歯肉が歯周病になっていると、歯を移動させるのはとても大変です。
また、重度の歯周病を抱えたままにしておくと、健康な人より歯肉が下がるリスクが高くなります。
初回カウンセリングで診査した結果、重度の歯周病が見つかってまずは歯周治療が必要というケースも存在しますし、矯正治療中も並行して歯周病の治療を行う必要があります。

歯と骨が癒着していて歯が動かないことがある
ごく稀にですが、骨性癒着(アンキローシス)といって歯と骨が癒着していることがあります。歯と骨がガッチリくっついているので、いくら力を加えても歯は動きません。症状に応じて歯と骨を引きはがす処置を行う場合があります。
自分の歯並びはどうなっているのか、どういった矯正治療が必要なのか、それは実際にクリニックで診査しなければわかりません。

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